神保町好事家

今週のお題「好きな街」

好きな街は何か、と聞かれれば神保町以外に答えはないでしょう。アイラブ神保町!毎週用もないのに通いつめています。

神保町に初めて来たのは18歳になってから、友人の学校が近かったので一緒に散歩をしたのです。私自身は神保町に縁もゆかりもなく、その時まで名前すらあんまり聞いたことがなかったんです。お恥ずかしながら。

初めて来た時の感動は忘れません。都心なのに古くさくて、のんびりしていて(スーツの人はせかせかしていますけど)、栄えているのか栄えていないのか微妙なこのラインがたまらなく私の心に響きました。巣鴨がおばあちゃんの原宿であれば、神保町はおじいちゃんの下北沢では?おじいちゃん多いですから。

 

神保町と言えば、カフェと古書店とカレーですね。

レトロな喫茶店からスタバのような人気カフェまでありその日の気分でどこのカフェに入ろうか、カフェに行くために神保町に通ったりもします。駅前でてすぐにある”さぼうる”なんかレトロなのかなんだかよく分からない外観で本当面白いですよね。私の好きな喫茶店は”ラドリオ”です。ウィンナーコーヒー発祥の店と言われているのでここのウィンナーコーヒーは飲みやすくて美味しいですよ。中も薄暗くってコーヒー飲みながらぼーっとするのに最適です。古書通りだけでなく水道橋方面にもいくつか喫茶店があって喫茶店探しが捗ります。

 

古書店に関して、これはもう神保町に来る人の最も多い目的の1つではないでしょうか。色んなジャンルの古書店が並んでいるのでついつい入っちゃうんですよね。私は古本自体あまり購入したりすることはないのです。ただ昔の雑誌とかみてるとイけてんな〜と勉強になりますね。アートや写真などの本を見るのが好きなので”ボヘミアンズ・ギルド”と”小宮山書店”でついつい長居してしまいます。この前小宮山書店で佐伯俊男さんの絵を初めて見て感激してしまいました。会田誠さんの絵とかも好きなんですよね。趣味趣向バレバレって感じ(笑)こういう発見があるから本屋は楽しいですよね。

 

カレーは好きなんですけどあまり回ったことがないので省略!お店で食べると私には量が多いんですよね〜、カレー巡りもしていきたいです。

 

神保町では11月頃にブックフェスティバルがありとっても盛り上がります。食べ物と古本で通りが埋め尽くされます。いつも以上に活気があって本も安くなるのでおすすめですよ。まぁ私は去年1人で行って真っ昼間に飲めないビールを調子にのって飲んだら戻して1日グロッキーだったという苦い思い出がありますが。あれ以来怖くて酒なぞ飲んでおりませぬ。

 

どこかのんびりして気張らずだらだらできる神保町は正直地元より大好きなのでお金がたくさんあったらここに住みたい気持ちはいつも持っています。小説を読んでいると、結構な確率で神保町の名が出てきて親近感湧きますよね。出版社もたくさんありますから昔の著名な方々も神保町に訪れていたんだろうな〜。

本当、神保町は素敵な街なのでもう来すぎて感覚おかしくなっています。私の第二の地元になりつつあります。(気持ちは第一です)

と、土曜の昼間から神保町で神保町への愛を綴ってみました。

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