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紫陽花と桜桃

先週日曜日、6月19日は何の日かご存知でしょうか。

知っている人は知っている、”桜桃忌”であります。なんとも桜桃(さくらんぼ)と可愛らしい名前がついておりますけどもこの日は私の好きな太宰治の誕生日であり命日(遺体が発見された日)であり、このような名前で太宰を毎年偲んでるわけであります。

三鷹市|桜桃忌 - 太宰が生きたまち・三鷹

 

桜桃忌を知ったのは2年前くらいです。ちょうど太宰の本を読み漁っているくらいでしょうか。この日には三鷹禅林寺にある太宰の墓にファン達が訪れると知り私も一ファンとしては行かなくてはと思っていました。ですが中々仕事で日にちが合わず行けず仕舞い。

が、今年は仕事もなく(ナイス!フリーター)!日曜日(関係ないですけど)!行かない理由が無い所か今年行かないとまた時期を逃すと思い、蒸し暑い中太宰先生に会いに行って参りましたよ。

 

準備の遅い私が三鷹についたのは正午前。三鷹に初めて降り立ったような気がします。右も左も分からなかったので。

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商店街の方をず〜っと真っ直ぐに歩き、あっているか不安になるくらいのところで右に曲がる。入り口が分からず、比較的涼しい気温の中、汗をかきながら周りを一周してやっと禅林寺入り口へ。

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近くまでくると配っていた桜桃忌イベントのフライヤーを持っている方々がちらほら。太宰好きの文学仲間が集っていると私も親近感を覚え、太宰先生に会えることに少々興奮しながら墓地へと急ぐ正午。

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太宰の墓の周りには10人くらい人が集まっていたので比較的すぐに分かった。案内の人が太宰について話したり、ファンがさくらんぼやお花などの供え物をして手を合わせる。

墓石を見て”太宰治”という字を目視し、太宰が本当に存在していたことを改めて知らされる。何も考えていなかったが、この地に訪れることが出来て、その感動なのか目が少々潤んでしまった。

太宰の向かいには太宰が尊敬していた森鴎外の墓がある。案内の人から聞いた話だと鴎外は別に三鷹に縁があったわけではなく元あった寺から被災により移転してきたそうだ。恥ずかしいことに森鴎外の墓があることは知っていたが、森林太郎と名前まで存じ上げなかったので案内の人に色々話を教えてもらった。折角なので森鴎外の墓にも手を合わせる。

墓地を出ると桜桃忌に因んで色々な太宰グッズなんかが売っていた。無料で配っていたアイスコーヒーで体を冷やしながら太宰談義に耽る。お土産に太宰の資料集っぽいのを買ったらコーヒーの粉をもらった。嬉しい。

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夕方からバイトだった私は、禅林寺を後にし駅に向かいつつ、太宰治文学サロンに立ち寄る。

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中には結構人がいた。太宰の交友関係や年表なんかがあり中々面白い。中は広くないのでじっくり見ても30分かからないだろう。 

 

見終わってから駅付近を流れている太宰が入水自殺した玉川上水に向かう。時期もあり、綺麗な紫陽花が咲いていた。

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この川で太宰は亡くなったのかと思うと当たり前ではあるが実感は湧かない。ただ太宰がこの地に立っていたと思うだけでなんだか感慨深いものがある。

 

来年は一応行けない予定ではある。だが必ずまた桜桃忌の時に太宰の墓参りに来ようと思う。次は供え物を用意していこうか、でも片すの大変かな。

もう亡くなって68年。以外と最近な感じがしますね。生きていたら107歳か。太宰は現代でも読みやすく共感できる本を出しているだけあって若い人も、年配の方も幅広くファンがいて愛されているなぁとしみじみと感じました。

 

余談ですがこの日にどうしても長袖のワンピースが着たかったので暑さをこらえつつ(有り難いことに30度はこえなかったけれども)頑張って着た。やはりとっても可愛くて満足でした(笑)

桜桃

桜桃