恐ろしくも美しき世界

先日本屋にふらっと入った際目についた雑誌が。1ページ開けてみるとリトアニアにある”十字架の丘”をバックに目次があった。これは買いだ、と意気揚々すぐレジに向かう。最近衝動買い多すぎるかな?ってことで購入した本について感想を。 

 ロケットの後ろ側。この表紙かっこよすぎますよね、トランジット。この雑誌を購入するのは初めてです。フォトグラファーの佐藤健寿さん監修です。この佐藤さんも存じ上げなかったのですが『奇界遺産』や『世界の廃墟』などの写真集を出している方です。両方見たことあるのに写真家を気にしていなかった(笑)そんな方が作った本なのでそれはもう世界の不思議さが凝縮された1冊となっております。

 

世界の自然から生まれた不思議なものから人工物、宇宙、オカルト系まで幅広く載っていて読み応えは抜群です。文章も読んでいて面白い。私はびびりなのでオカルト系の場所には足をあまり踏み入れたくなかったのですが、この本を読んでから恐怖心が好奇心に負けています。

普通の旅行じゃ経験どころか知ることもないような、マニアックなものばかりで、自分も見て確かめたくなりました。この本を見て一番行きたいのはポルトガルのファティマの大聖堂。聖母マリアが降臨し3つの予言を的中させた場所としてキリスト教徒の巡礼地。信者達は膝立ちで巡礼路を歩き礼拝堂まで向かうそうです。私は無宗教なので宗教を信仰している人達に興味があります。人々はどんな気持ちで礼拝堂まで向かい、何を祈るのか。

 

この世界は解明できない謎や不思議なことだらけで、それらがあるから世界は面白いのだろう。そんなことを思わせ、子供時代、UFOやツチノコの可能性を信じながら生活していた、あの時の好奇心も蘇らせてくれる。『世界って不思議!』とワクワクしてしまう1冊だと思います。言い訳はやめて、旅に出よう。