考える葦

アイルランドに飛ぶ前の話。

出発1週間前は準備をしながら少し仕事もしつつ、毎晩食事や飲み会で友人達に会い、遅くに家に帰る日々を過ごしていました。

送別会を開いてもらったのですが、調子に乗って酒を1杯飲んだら今までの人生の中で最高に酔い、店のトイレに籠城し、4時間近くかけて家まで送ってもらうという失態を犯してしまいました。吐きすぎて意味が分からなかったし介抱してくれたバイト先の先輩には本当に頭が上がらない。最後まで皆といれなかったのが悔やまれるし、1杯って気分悪くなるって...。

その後また飲み会があってその時はすっっごい時間かけて飲んだので、程よく酔っぱらってすごく楽しめました。ただただ周りの人達へ感謝です。

 

数ヶ月でしたが、本当いい人達に会えて、恵まれてるなぁと思いました。今までも私はこういう運はいいのか、いい人が周りに多いのですが私があまり積極的に関わろうとしてこなかったので、今は人っていいなぁと少し人間が好きになれた気がします。

 

出発当日もバイト先に顔出して、少し寂しくなってしまったり。日本に戻ったら絶対バイト先の人に会いたいですね。友人もですが!

 

出発の時間が近づき、台風も過ぎ去り、ゲリラ豪雨にあたりながら父に車で空港まで送ってもらいました。帰りが寂しいからという理由で妹も一緒に。車の中ではいつも通りどうでもいい話をしてのんびり2時間くらいかけて成田空港に到着。

搭乗時間の3時間以上前にはついていたのですが、チェックインカウンターが混んでいたというよりも全然進まなくて1時間くらいかかってしまいました。その間写真撮ったり両替したり。預け入れ荷物がまさかの1個で超過料金発生したのは誤算でした。いや、サイトチェックしたんだけどなぁ...。未だに手荷物と預け入れ荷物をうまく調整できない。

チェックインが終わり、あまり時間はなかったのですが最後の晩餐(まるで死ぬかのよう)ということで空港内にあるファミレスへ。私は前日に寿司を食べていたので普通にハンバーグとか食べました(笑)

 

食べ終わり小走りで出発ゲートへ。ちょっと道を間違えて焦る。出発ゲートでもう早くもお別れなので、めちゃくちゃシャイな私は「じゃ。」とだけ言って手をふる。父の方が寂しかったのかもしれない。ハイタッチして手荷物検査へ。ここでも中々列が進まず、くそ〜って思いながら周りをみるとまだ父と妹がいた。

無事に通過して出国審査へ向かう階段を降りてると丁度ガラスになっていてそこにもまだいて手を振ってくれていて、なんだか笑ってしまった。もう帰っていいのにって思いながら私は嬉しくも少し泣きそうになってしまった。というか思い出しながら書いている今もちょっと泣きそうなんだ(笑)

 

なんとか搭乗ゲート10分前に到着。

この日私はバイト先の先輩に告白をしようと思ってたのだが店に寄った時はタイミングが悪かったので、仕方ないけどLINEかぁ...現代人っぽいなぁ...とちょっと残念に思いながらとりあえず先輩にすきだーってLINEして(SNS上ではデレが強くて積極的なのに対面するとツンになる所謂?ツンデレになることを自覚しました、治そうな)電話したーいっと言ったら電話してくれました。先輩最高。

最初はまぁちょっと話して、搭乗案内になるくらいに折角電話だし!と思って電話で気持ちを伝え始めたら今までの気持ちとかこれからのこととか全部が自分の中で混ざり合って涙がとまらなくなりました。人前で(電話だけど)あんなに泣いたり感情出しすぎるの久しぶりすぎて、正直自分でも引きましたね(笑)

 

出国する時に告白するなんて、まともな人ならしないと思うんですけど私はまともではないな!帰国するまで相手を縛り付けるようですもんね。でも私は帰国して気持ちがなくなっても、どうしても言いたくてこのままモヤモヤするのは嫌だったんですね。これが恋愛初心者というか、人間初心者です。相手の気持ちまで考えることができない(笑)相手が大人なので、多分全部理解していると思います。多大なる信用を置いております(笑)私はまだまだ子供だ...。

泣きながらパスポートと券を見せて、なんだこいつって顔をせずに添乗員は優しく案内してくれて鼻をすすりながら飛行機に搭乗したのでありました。

 

旅立つ日の私的BGMはコチラ。選曲が古いけどいい曲ですね。


心の旅

 

機内の話はまた改めて書きます。そんなにたいしたことはなかったんだけど追々ネタにしていきたい。

アイルランドに到着してから、バッグの中に父からの手紙を見つけて密かに泣いてしまいました。引っ込み思案な私への応援メッセージで、今でも思い出すだけで泣きそうです。親って結構みてるんだなぁとちょっとビックリしました。私は本当に色々な人に感謝してそれを伝えて生きていくべきだと、もっと素直に、手紙にも書いてあったんですが殻を破っていくべきなんだと、改めて実感しました。

海外に行くという機会がなければ中々親の気持ちに気づくことはなかったかもしれません。これだけでも来て良かったと思えます。もっといい思い出をこれからアイルランドだけでなく、色々な場所で色々な人達と作っていこう。

 

(すごい前向きな内容になった!渡愛3日目くらいは生きていける気がしないって嘆いていたのに!!)