世界でわたしは。

日々35°越えが当たり前になってきて身に危険を感じております。

暑いのが大変苦手な為週末は専らひきこもり生活をしてますが、平日会社に行くだけで熱中症になるくらいバテバテです。つらいよぅ、地球と仲良くできない。

 

そんな中どうしても観に行きたかった写真展に先日行ってきました。旅行記が全く進捗悪いからね、直近のことを書こう(笑)

 

陽が照りつける中、大人な街(主観です)恵比寿へ。

東京都写真美術館で6月5日から本日まで開催されている”世界報道写真展”に伺いました。

以前本屋にて”世界の特別な1日”という写真集をみつけそこから報道写真を調べていたら上記の写真展があることを知りました。

今年で61回の開催とのことで有名な写真展らしかったのですが、お恥ずかしながら知らず...。

今回初めて(東京都写真美術館にも)足を運びました。

世界中の約100会場で開催される世界最大規模の写真展「世界報道写真展」は今年で61回目を迎えます。今回は125の国と地域から4,548人のフォトグラファーが参加し、73,044点の応募がありました。その中から、「現代社会の問題」、「一般ニュース」、「長期取材」、「自然」、「人々」、「スポーツ」、「スポットニュース」、「環境」の部の8部門において、22カ国42人の受賞者が決まりました。 

www.asahi.com

今回大賞に選ばれたのは、ベネズエラにて抗議デモに参加し火だるまになっている男性の写真。中々インパクト強めの写真で、映画のワンシーンにでもなりそうな、私にとっては現実味のない写真。

 

他にもアメリカのラスベガスで起きた銃乱射事件で困惑する被害者達、密猟者から保護されているシロサイ、アマゾンの森林破壊、知っているようで知らないこともあれば、こんな世界があるのかと初めて知ることもあった。

 

個人的に印象に残った作品が何件かある。

スウェーデンにて撮影された姉妹が寝ている写真。彼女達は生存放棄症候群という病気を患っている。原因は心的ストレス等らしいが解明はされていない。なぜ彼女達は生きる事を放棄したのだろうか。

 

カメルーンにて思春期の女の子の胸の膨らみを圧迫して発育を食い止める風習の写真。性被害者の対象にならないようにと信じ行われているというらしいが、同じ女性目線からみると明らかなる性差別だと感じるが、これに関しては日本にも同じことをたまに感じる。

 

一番身近に感じたのは世界の廃棄物処理の写真。最近はプラスチックのストローをなくそうとスタバなんかでストローなしが導入されはじめてるくらいですよね。

どこかでみた気がするけど何年後には海に流れるプラスチックのゴミが魚の量を超えるとか...。

去年も報道写真展にウミガメが網に絡まってる写真があったり、毎年の課題なんだよね。

私もゴミをあまり出さないようにと思ってもビニール袋を極力貰わないとか分別をするとかぐらいしか思いつかないし、もう少し真面目に向き合わなければと思う。

前にも現代美術館で海に流れてるゴミを芸術作品として出してるのをみたけど、そんなにゴミが流れてるんだよね...。

 

難民問題とか、テロとか、環境問題とか、宗教とか、伝統とか、展示してある写真は全て去年撮られたものだから余計に現実味が湧かないけどこれが現に起こったんだよなぁ...。

こういった類いの写真の話をするとあまり聞きたくないと目を背ける人もいるし気持ちも分かるけど、世界に今起こっている事を理解は出来なくても知ってるだけでも大事なんじゃないかなと思う。

 

世界情勢に疎い私もちょっと勉強が出来て、行けて良かったと思います。

 

同じ日に別の展示”イントゥ・ザ・ピクチャーズ”もみにいってきました。

こちらも面白くて、写真の色々な見方や何故撮ったのか、答えは分からなくても自分自身の解釈で楽しむことも出来るんだなと感じました。

学生の団体も居てわいわい、ちょっと羨ましかったです(笑)

 

余談ですが、ここのミュージアムにカフェがあってすっごくパンが美味しそうでした。私はランチで利用したのでスープとセットのパンのみ食べましたが最近パンにはまっている自分としてはまた行った際には自分で選んだパンも食べたいと思います...!

 

真夏日に頑張って出た甲斐がありました、充実した1日でした。

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